スポーツ障害・外傷

スポーツにより起こった突発的な怪我をスポーツ外傷といいます。スポーツをし、繰り返しの負担による怪我をスポーツ障害と言います。

シンスプリント 特に成長期の子供に多く発生します。下腿内側に炎症が起こり痛みが出るもので、スポーツにより痛みの出る場所が違います。

●サッカー、長距離選手⇒下3分の1 ● バスケ、バレー⇒上3分の1

ランニング時の痛み、歩行時の痛み、圧痛などの症状があります。 ひどくなると疲労骨折となってしまいます まずは、アイシングをし、ふくらはぎを中心に下半身のストレッチをしましょう。

当院では、痛みが軽いうちはグラストンテクニックを用いてふくらはぎの筋膜調整を行います。週2回の治療で2週目くらいから軽減してくることが多いです。

【オスグッド・シュッレター病】膝のお皿の少し下の骨に炎症が起き痛みが出ています 多くは、ストレッチの不足や脚の使い過ぎにより、太ももの筋肉が硬くなってます。痛みが出ている間はしっかりアイシングを行いましょう。また、太ももから股関節を中心にふくらはぎの前などもしっかり伸ばし、また、再発を繰り返さないために正しい脚の使い方を覚えましょう 。

【ジャンパー膝】膝のお皿のすぐ下、お皿と骨を結ぶ靭帯に痛みがでます。 四頭筋の硬さや筋力低下に原因があることが多いです。 太ももから股関節を中心にふくらはぎなどもしっかり伸ばしていきましょう。

【足底筋(腱)膜炎】足の裏、特に土踏まずの周辺に痛みがでます。安静にしていれば痛みは出にくくなりますが 足の裏のため完全に安静にするのはほとんど無理ですが、運動の後はアイシングをし、積極的に治療をしていきましょう。

【野球肘 (内側)】 ひじの内側の靭帯に痛みが出ます。基本的には病院で一度見てもらい骨に異常がないか、靭帯損傷はないかを確認します。 放置すると肘が完全に伸びなくなってしまいます。 治療は安静にし、肩から肘・手首の関節をしっかりストレッチし、痛みがなくなるころから、投球フォームを負担の少ない形にしていきます。

【テニス肘 (外側)】 肘の外側の靭帯に痛みが出ます。基本的には野球肘と同じで、病院を受診し、安静・ストレッチ、痛みがなくなるころからフォームの改善をしていきます。 足首 捻挫 怪我してすぐは、アイシングをし固定が出来るものがあれば固定しましょう。安静にしリハビリをすると約2週間ほどで痛みが引いていきます 腫れ方がひどい場合や内出血があるときはしっかり病院で見てもらいましょう。

【脳震盪】ぶつかったり転んだことにより、脳が激しく揺れることで起こります。一時的な意識の混濁(軽度)から、2分以内の意識の消失(中度)、2分以上の意識の消失(高度)があります。 中等度以上は脳にダメージを受けていることが多いので意識が回復してもしっかり病院を受診しましょう。又、24時間は単独での行動を避けて、2週間以上頭痛や吐き気・めまいが続くときにも速やかに検査を行う必要があります。

骨折・脱臼 は医師の同意がなければ治療できません。特に中学生以下のお子さんは骨が柔らかくはく離骨折や疲労骨折が起こりやすいです。痛みが強いとき、内出血があるときは病院で診察を受けましょう。