スーパーライザー(光線治療器)

スーパーライザーは、光の中で最も生体深達性の高い波長帯の近赤外線(0.6μm~1.6μm)を高出力でスポット状に照射できる光線治療器です。
半導体レーザーのような単一波長ではなく、幅広い波長対を有する複合波長で有るため、深い患部まで確実に到達し、心地よい温感とともに複数の波長帯に係る生体効果が期待できます。
その効果はペインクリニックをはじめ各科で認められ、医療現場で幅広く利用されています。

痛みの治療の中で、痛みを伝え感じる経路の途中に直接働きかける方法があります。
これを、「神経ブロック」といいます。

スーパーライザーによる星状神経節照射療法はこの「神経ブロック」をどのような患者様にも施行でき、無痛かつ無侵襲であることに加えて、実施が容易な治療法です。
特に、小児での使用は安全・無痛であることから非常に受け入れられやすくなっています。

星状神経節ブロックの適応症

支配領域
帯状疱疹、反射性交感神経萎縮症(カウザルギー、幻肢痛、断端痛)

頭部疾患
頭痛(偏頭痛、筋萎縮性頭痛、群発頭痛、側頭動脈炎)、脳血塞、脳梗塞、円形脱毛症

顔面疾患
末梢顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群、外傷性顔面神経麻痺)、顔面痛(非定形顔面痛、咀嚼筋症候群、顎関節症)

眼疾患
網膜血管閉塞症、網膜色素変性症、視神経炎、角膜潰瘍、緑内障、アレルギー性結膜炎、飛蚊症、眼精疲労

耳鼻科疾患
アレルギー性鼻炎、急性・慢性副鼻腔炎、突発性難聴、メニエール病、鼻閉症、扁桃炎、耳鳴り、咽喉頭異常感症、嗅覚障害、花粉症

口腔疾患
抜歯後痛、舌痛症、潰瘍性口内炎

上肢疾患
上肢血行障害(レイノー病、レイノー症候群、急性動脈閉塞症、バージャー病)、胸郭出口症候群、肩関節周囲炎、術後性浮腫(乳房切断後症候群)、骨折、テニス肘、腱鞘炎、頚椎炎、腕神経ニューロパチー、(外傷性、術後)、強皮症、関節炎、多汗症、凍傷、凍瘡、肩こり

心臓疾患
心筋梗塞、狭心症、洞性頻脈

呼吸器疾患
慢性気管支炎、肺栓塞、小児喘息

その他
痔核、便秘、不眠症、冷え性、自律神経失調症

カテゴリー: